- ギターを始めたものの、コードがたくさんあって何から手を付けていいか分からない・・・
- Fコードのような難しいコードも多くて、上手く身に着けられるか不安・・・
- ギター初心者にとって効率的なコードの覚え方を教えて!!
ギター初心者の皆さんは、最初たくさんあるコードに圧倒されてしまう方も多いかと思います。コードは利用頻度の高いものから覚え、早めに曲を弾いて感触を掴む事がとても大切です。
ここではギター初心者向けの曲に絞って数十曲分析し、ギター初心者の皆さんが覚えるべきコードを厳選して覚えるべき順番を整理しています。(実際の経験に基づく整理ですので、そのあたりのサイトのコピペではありません。ご安心ください。)
この記事を読めば「Fコード」のようなバレーコードなしで、ギター初心者でも「たった10個」のコードで15曲以上に対応することが出来るようになります。是非ご覧ください!
ギターコードの覚え方:3つのステップ
楽しみながら効率的にコードを覚えるための3つのステップ
大きく下記3ステップで曲を弾きながら楽しんで覚える事が効果的です。最初から無理してFコードのような難しいコードにこだわって挫折してしまう事は絶対に避けるべきです。
- バレーコード(Fのようなコード)以外で、利用頻度の高いコードを覚え、ある程度曲を弾いてみて感触を掴む
- バレーコード以外で、①以外の頻出コードを覚え、幅を広げる
- FやBmのようなバレーコードを習得する
まず最初に比較的簡単なコードを習得して、何らかの曲を弾いて感触を掴む事が本当に大切です。
昔ながらの教則パターンだと「ダイアトニックコード一覧表」とかが出てきて、Fコードも含めた難しいコードを一から全て習得させるステップになっている事も多く、よほど才能があるか、粘り強い人を除き、ギター初心者には厳しいケースがほとんどです。
次からギターコードの覚え方についての各ステップを詳しく説明します。
Step1
バレーコードなしの主要10コード を覚え、曲を弾いて感触をつかむ
主要10コード:C・D・Dm・E・Em・FM7・G・A・Am・B7
こちらはバレーコードなしで比較的簡単に押さえられるコード群です。こちらは初心者向けに弾ける曲に出てくるコードを数十曲分析して当サイトがオリジナルで厳選した10個のコードです。少し数が多いですが、これらを習得して、下記注意点を考慮すれば、少なくとも下記15曲がもう弾けてしまい、これだけでもう結構楽しむ事ができます。
曲名 | アーティスト名 | カポ |
---|---|---|
チェリー | スピッツ | なし |
日曜日よりの使者 | THE HIGH LOWS | なし |
ドライフラワー | 優里 | なし |
桜坂 | 福山雅治 | なし |
僕が僕であるために | 尾崎豊 | なし |
STAND BY ME | ベン・E・キング | 2 |
TRUE LOVE | 藤井フミヤ | 1 |
楓 | スピッツ | 1 |
さくら | 森山直太朗 | 1 |
マリーゴールド | あいみょん | 2 |
猫 | DISH// | 3 |
CHE.R.RY | YUI | 3 |
小さな恋のうた | MONGOL800 | 4 |
情熱の薔薇 | THE BLUE HEARTS | 5 |
3月9日 | レミオロメン | 5 |
- 7thコードは全て無視しましょう(E7はE、CM7はC)
- 嫌~なFはFM7に代替えしましょう
- 嫌~なBm・Bm7はDに代替えしましょう
- 嫌~なGmはG、CmはCに代替えしましょう
- dim/aug等も全て無視しましょう。(DdimはDにする)
- 分数コードは最初のコードを弾きましょう。(G/BはG)
当然ですが、上記でも押さえ方が簡単なコードもたくさんありますので、弾けそうなコードは弾いていきましょう。
Step2 その他の頻出コード(バレーコードなし)を覚える
意外と押さえ方が簡単なコードが多く含まれています。ちょっと変わった響きがありますので、Step1の5つに加えて覚えると、グッと上手くなった感じが得られます。
7thコード:C7・D7・E7・G7・A7
Step3 バレーコードを覚える(F・Bm等)
バレーコード:F・F7・Fm・Bm・Bm7・B7 など
そしていよいよ最難関です。できる限りStep1、Step2と並行して練習を重ねるのが良いでしょう。こちらのコードが押さえられるようになれば、もうほぼすべての曲に対応できるようになっているはずです。
バレーコードの6種類の押さえ方は下記となります。
ちなみにFを右に1フレットずらせばF#、2フレットずらせばG、3フレットずらせばG#になります。
また、B7を左に1フレットずらせばB♭7になります。
その他のコードは出てきた都度対応すれば十分
下記コードはメロディにアクセントを与えるカッコいいコードばかりなのですが、初心者向けのJ-POP等ではあまり多くは出てきませんので、最初から詰め込む必要はなく、自分が弾きたい曲に出てきた都度対応すれば大丈夫です。
M7コード系
CM7・DM7・EM7・GM7・AM7
大人の響きが出るコード群です。ジャズなどで活用される事が多く、押さえ方は結構簡単です。
m7♭5系
「マイナーセブンフラットファイブ」と読みます。
メロディに決定的なアクセントを与える玄人っぽいカッコいい響きのコードです。
その他コード(dim・aug・sus4等)
こちらは丸暗記不要で、出てきた際に、押さえ方を見ながら対応すれば問題ありません。
面倒な場合は、無視しても流れ的に大きな問題はありません。(DdimはD)
ただ、特徴的な響きがカッコいいので、簡単な押さえ方であれば試してみる事をおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
いきなり全て丸暗記は困難ですが、上記ステップで簡単な曲を弾きながら感触をつかみ、できるだけ楽しみながらコードを覚える事をおすすめします。特にStep1の10コードは当サイトが厳選したコードになりますので、是非覚えて、何か知っている曲を弾いてみてください。
Fコードでいきなりつまずいてギターを挫折する方が一人でも減る事をお祈りしております!