- ギター買ったものの、そろそろ弦を変えないといけないのかな・・・?
- ネットで調べても色々種類がありそうだし、マニアックな説明はちょっと難しくて・・・
- ギター初心者が最低限押さえるべきポイントを教えて!!
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ギターの弦について、ギター初心者の方は、どの弦を選んだら良いのか分からない・・・と感じたことはありませんでしょうか?ギターの弦は色々な種類があり、細かく説明すると奥深い話になり、かえって混乱する事も多いと思います。
そこで、ここではまず主にアコースティックギターについて、「初心者が最低限押さえるべきポイント」に絞って解説していきます。
この記事を読めばギター初心者が弦選びで最低限押さえるべきポイントが簡単に理解できます!
①弦の太さ
②弦の材質
③メーカー
このうち初心者が最も注目すべきは「①弦の太さ」になります。
最初は細い弦を張る事によって、指の痛さが軽減され、「Fコード」などのバレーコードも出やすくなります。中上級者向けのサイトなどでは、「パワフルさに欠ける」などと軽く脅かされる事がありますが、初心者にとってはまずは押さえやすさを最優先させましょう。
②材質につきましては、色々な種類や違いがありますが、初心者にとってはズバリ「何でもOK」です。色々とこだわって比べて楽しむ事はアリですが、最初から「この材質で無ければダメ」などという事は全くありません。価格についても、最初からあまり高価なものに手を出す必要は無く、1000円程度の弦を購入すれば全く問題ありません
ギター初心者が見るべきポイントは「弦の太さ」
まずは太さですが、色々な呼び方がありますが、「エクストラライト」「カスタムライト」「ライト」「ミディアム」の大きく4種類があり、アコギの場合、それぞれの弦のおおよその太さは下記の通りになります。(メーカーによって若干太さは異なります。)
弦 | エクストラライト | カスタムライト | ライト | ミディアム |
---|---|---|---|---|
1弦 | 010 | 011 | 012 | 013 |
2弦 | 014 | 015 | 016 | 017 |
3弦 | 021 | 022 | 024 | 026 |
4弦 | 030 | 032 | 032 | 035 |
5弦 | 039 | 042 | 042 | 045 |
6弦 | 047 | 052 | 053 | 056 |
特にアコギの場合、初心者は迷わず最も細い弦(エクストラライト)を選ぶ事をお勧めします。
細い弦は押さえやすいので、Fコードなどのバレーコードでも音が出やすいです。
細い弦のデメリットとして「音が繊細になりパワフルさに欠ける」などとよく言われていますが、致命的なデメリットではないので、まずは「指が痛くなく」「楽に音が出せる」というメリットを最優先させましょう。
ギター挫折の要因の一つに「指が痛い」というのがあります。たかが弦ですが、長く続けるためには出来る限り楽に押さえられるものを選びましょう。
ギターの弦は、とりあえずこのメーカーを買えばOK
メーカーも色々あり、楽器屋に置いてある弦であれば何でも大丈夫ですが、気になる方はとりあえず下記メーカーを選んでおけば特に問題はありません。
- マーティン(Martin)
- ダダリオ(D’Addario)
- エリクサー(Elixir)
- ヒストリー(History)
- ヤマハ(YAMAHA)
- ギブソン(Gibson)
- アーニーボール(Ernie Ball)
ギターの弦の材質は、初心者の内は特に何でも大丈夫
こちら結論として、材質は「何でもOK」です。材質による違いを簡単に下記に整理していますが、最初の内はあまり気にする必要はないです。下記アコースティックギターの弦について、主な種類を整理しています。
PHOSPHER BRONZE
銅に少量のリンを加えた素材でできており、サビ等への耐性が少し高く、次に紹介する80/20 ブロンズ弦に比べ、耐久性が少し高い弦になります。若干赤みがかった色が特徴になります。
現状、多くのメーカーが採用している一般的な素材です。
色々なサイトを見ても、特徴は「温かみのある明るいサウンド」とか説明されていますが、正直言葉で表現するのは難しいですね・・・。
80/20BRONZE
銅80%、亜鉛20%の配合になので、80/20BRONZEと記載されております。
若干PHOSPHOR BRONZEよりも耐久性は短めで価格も少しお安くなっているケースが多いです。初心者の場合はこちらの弦で全く問題ありません。こちらも「フラットなサウンド」などという謎の説明が多く、注意深く聞き取りでもしない限りは、PHOSPHER BRONZEとの違いなどはほぼ判別不能です。特にこだわりのない方はこちらで大丈夫でしょう。
アコースティックギターの場合、下記のマーティンの弦がおなじみです。Extra Lightの細い弦なので、ギター初心者の方はこちらを購入しておけば間違いはないです。
コーティング弦
エリクサーなどに代表されるコーティング弦は、『PHOSPHOR BRONZE』と『80/20BRONZE』弦の上にコーティングを施した弦です。耐久性が高いですが、その分値段も1.5~2倍くらい高いです。
コーティング弦といえば『エリクサー』が有名ですが、マーチン、ダダリオなどのメーカーもコーティング弦を発売しています。
正直それぞれの弦に音の特徴はありますが、正直聞き比べなければ違いはほとんど分かりませんので、音色にこだわって違いを楽しむのであれば色々試すのは良いですが、この弦で無ければならない、という事はありませんので「伸びやかなサウンド」とか「温かみのあるサウンド」などの微妙な表現に悩む必要は全くありません。高い弦は耐久性が良いなどメリットもあるのですが、安くてもすぐに切れるような事はありませんので、価格は1000円程度のもので十分です。
いかがでしたでしょうか。
ネットで調べると色々な情報が出てきて混乱してしまう事もあるかと思いますが、最初のうちはあまり考えすぎずに選ぶ事をお勧めします。
ギター弦交換の頻度は?
「1か月に1回弦を張り替えた方が良い」という説はネットでもよく見受けられます。(特に中上級者向けサイト、または楽器屋系のサイト)
アコースティックギターの場合、初心者はズバリ半年に1回程度で十分、です。
(エレキギターは弦が細く、傷みやすいので3か月に1回程度かと思います)
弦が錆びてきたらギターの指板を傷める事があるのでそこまで張り続ける事はお勧めしませんが、ギター初心者にとって1か月に1回は明らかに過剰です。
そもそも弦の劣化による音質の低下など、普通の人はまず聞き取れません。弦を張るのも大変なので、張り替えが心理的にも金銭的負担になる場合は、月に1回交換しなくても全く問題ありません。「月1回の張替え」は、昔からのストイック系のギタリストの方々が提唱されていることが多い理論で、ギター初心者にとっては必ずしも適合しない場合が多いですので、ご注意ください。
エレキギターで細い弦を張っている場合は、劣化して音が明らかに悪くなる場合がありますので、その場合には交換をお勧めします。アコースティックギターの場合、結構長持ちします。
初心者にとって一番大切なのは「ギターを長く続けること」です。弦交換が心理的負荷になって続かなくなってしまっては本末転倒です。初心者のうちは効率的な弦交換で、ギターを長く楽しみましょう。