ギター上達のためには、目標を持つことが非常に大切です。ギター初心者にとって、分かりやすい目標として設定しやすいのは、曲のイントロのフレーズがカッコいい曲を弾くことです。
この記事では「聞くだけでギターが弾きたくなる」イントロがカッコいい曲を紹介していきます。イントロだけでも全く問題ありません。この曲が弾きたい!という目標を是非見つけてギターの練習にお役立てください。
ギターのイントロがカッコいい曲を弾いて練習効率をアップ!
ギターのイントロがカッコいい曲を弾くことはギター初心者の上達にとって非常に効果的です。教則本を最初から読んで練習するよりも何倍も効率が上がります。その理由を下記に説明します。
「ギター弾けてる感」が早期に味わえる
有名な曲のイントロが少し弾けるだけで「ギター弾けてる感」を味わう事ができ、テンションが上がります。1フレーズで良いので、好きな曲を早期に弾くことを意識しましょう。最初から教則本の指の体操ばかりでは、続かない可能性が高いです。
但し、必ずしも最初から1曲全て弾けるようになる必要は全くありません。有名な曲のイントロのつまみ食いだけで全然OKです。1曲弾けるようになるまで次に進んではいけない、と考えてしまう方も最初はいらっしゃいますが、1曲仕上げるのは想像以上に大変です。
最初からあまり固く考えすぎず、つまみ食いで良いので次々とチャレンジして、とにかく「弾けてる感」を味わう事が必要です。
基礎スキルが自然に身に付く
かっこいいイントロを練習していると、TAB譜の読み方や、左手の押さえ方など、基礎的なスキルを自然に身に付ける事ができます。「弾きたい!」という想いがあるので、それを元に色々なことが自然に身に付きます。
自己流だと「変な癖が付く」という脅し文句を聞く事がありますが、プロになりたい人以外はあまり気にする必要はありません。初心者にとって必要な事はとにかく早期に「弾けそう!」という感覚を掴んでギターを楽しんで続けるです。指使い等の細部にこだわり過ぎて挫折してしまっては本末転倒です。たとえ変な癖が付いてもギターが軌道に乗ってから直す事も可能です。
曲を弾かずに教則本を頭から読んで始めようとすると、早期に挫折するリスクが非常に大きくなります。また、目標がないため、教則本に書いてある余計な練習ばかりして効率が落ちる事もよくあります。
ギター教室に持ち込むと練習効率が非常に高い
明確な目標を持ってギター教室に通うと、非常に効率よく上達することができます。「何となく趣味としてギターが上手になりたい」という生徒よりも、「この曲のイントロだけでいいから弾きたい!」という想いを持っている生徒の方が確実に上達は早いです。
講師としても明確な目標を持っている人の方が教えやすいですので、ギター教室に行く際は、イントロがカッコいい曲を題材に「必ずこの曲が弾きたい!」という想いを持って通いましょう。
ギター教室の選び方に関しては、大手教室を中心に徹底解説していますので、詳細記事をご参照ください。最近はカリキュラム中心ではなく、弾きたい曲を中心にレッスンを組んでもらえる教室が増えていますので、非常におすすめです。
ギターのイントロがかっこいい曲 10選(洋楽編)
Black Night:ディープパープル
少し前にコーヒーのCMで使用された曲で、おそらく知らない人はいないくらい有名な曲です。イントロのフレーズだけであれば、6・5・4弦の3本だけで弾くことができ、かなり簡単ですので、エレキギターを買って最初に有名なフレーズを弾いてみたい方には大変おすすめの曲です。
Walk this way : エアロスミス
こちら「踊る さんま御殿」のエンディングテーマにも使用されていた曲で、こちらもエアロスミスの超有名曲になります。最初リズム感が少し慣れないかもしれませんが、こちらもイントロは6・5・4弦だけで弾くことができ、おすすめの曲です。
Layla : エリック・クラプトン(デレクアンドドミノス)
こちらはエリッククラプトンの超有名曲ですね。冒頭30秒以上引っ張った上でギターのイントロのフレーズが入る所が超盛り上がりますね。エリッククラプトンの代表曲になっていますが、正確にはデレクアンドドミノス、というバンドの時に発表した曲になります。
解説動画も日本語で非常にわかりやすいので、是非チャレンジしてみてください。
Satisfaction:ローリングストーンズ
こちらローリングストーンズの代表曲で、ギターのイントロが有名な曲です。
(Wikipediaより下記引用)
ポール・マッカートニーは2001年にインタビューで、「毎回ライブで「イエスタデイ」を求められて苦痛ではないのか?」と質問され、「ローリング・ストーンズのライブに行って、『サティスファクション』が演奏されなかったら、客は満足しないだろう」と返答しており、代表曲であることを示すエピソードとして有名。
音数も比較的少ないので、冒頭だけであればすぐに弾けるようになりますのでお勧めです。
Johnny・B・Goode:チャック ベリー
こちらはチャック・ベリーの曲ですが、それよりも映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でマイケル・J・フォックスが演奏したシーンが記憶に残っている方が多いかもしれません。
ギターのイントロはまさに「これぞロックンロール」といったフレーズですね。
この解説動画に出ている方、服装が完全に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を意識してますね(笑)。
天国への階段:レッド・ツェッペリン
こちらもギターを弾いている人なら一度は憧れるイントロですね。私もギター始めたての頃にこのイントロを練習しました。音数も多いので少々大変ですが、それを苦労をはるかに上回るカッコよさがありますので、是非チャレンジしてみてください。
Day Tripper:ビートルズ
ビートルズの曲でギターのイントロが印象的な曲と言えばこの曲ではないでしょうか。ビートルズはバンドサウンドの総合的な印象が強いため、ギターのフレーズでインパクト大、という曲は意外と多くはないです。
こちらもイントロであれば原則単音で弾くことができるのでお薦めの曲です。
Drive my car :ビートルズ
そしてもう一曲ビートルズで印象的な曲はこちら。デイトリッパーに比べ、音数が多いためやや難易度は高いですが、それほど複雑ではなく、解説動画も日本語で超わかりやすいのでお薦めです。
Hotel California:イーグルス
こちらはイーグルスの代表曲で、日本でも大ヒットした曲です。Takamineのギターを一躍有名にした曲ですね。ギターのイントロは非常に有名です。
天国への階段同様、結構音数も多くやや難しいかもしれませんが、それを上回るカッコよさがありますので、是非チャレンジしてみてください。
Smell like teen spirit :ニルヴァーナ
こちらはニルヴァーナの代表曲になりますが、これまでに紹介した曲とはやや異なり、単音ではなくコード弾きになっているのが特徴です。
押さえ方自体はエレキの特徴を生かしたパワーコード的な押さえ方なので、「F」のようなコードが押さえられなくても弾くことができます。
ギターのイントロが有名な曲の邦楽編もまとめていますので、併せてご覧ください。