コラム

ギター初心者必見! ロバート秋山流「鼻歌ギターソロ」のすすめ

  • カッコいいギターソロを弾きたいんだけど全く弾けるイメージがつかない・・・
  • ギターソロって音楽なセンスがある人しかできないんでしょ。自分には無理かな・・・
  • 楽譜通り弾いているんだとしたら覚えるの大変そう・・・仕組みどうなってるの!?

カッコいいギターソロを弾いてみたい!と思っている方は多いと思いますが、ギター初心者の頃は、何をどうやったらあんな風に弾けるのか、全く想像がつかないかと思います。また、一部の才能がある人しかできない、と思っている方も多いかと思います。

ここでは、「鼻歌からギターソロ」という発想で、ギター初心者の方にギターソロをより身近に感じてもらえるように解説しています。ギターソロを弾きたい!と思っている方は是非ご参考にしてください!

ギターソロに必要な要素は大きく2つ

ギターソロを弾くために必要な要素は大きく2つあります。

  1. 理論:
    曲に合ったフレーズ、コードに合った音を音楽的な理論に基づいて組み合わせる方法
  2. 感性:
    ひらめき・思い付きからくる音の組み合わせ

大きくはこの2点が必要となります。とは言え②の感性、と言われても何をやったら良いのか多くの人は分からないので、多くは①の理論から入る事になります。

有名なのはペンタトニックスケールというポジションですが、たとえば曲の「キー」がAmの曲の場合は、下記のポジションのいずれかを押さえれば違和感なくソロを弾くことができます。
※曲の「キー」についてはやや難易度が高いためここでは解説を省略します。曲によって「キー」という音階が決まっているものとご理解ください。

ペンタトニックスケール

但し、この音階を順番に普通に弾いているだけでは、エクササイズ臭が強く、ありきたりな、つまらないフレーズになってしまい、そのうち飽きてしまいます。

そこで必要なのが②の「感性」によって、自分なりの音の組み合わせを自由に作る作業が必要になってきます。
自身の発想力に加え、他人の色々な演奏を聴く事で、自分なりの発想を蓄積していくことが必要となり、絶対的な答えが無い世界になってきます。

ロバート秋山流 鼻歌ギターソロとは?

お笑いトリオのロバートのコントで、「シャーク関口ギターソロ教室」というのがあります。(動画が見られない場合はYouTube「シャーク関口」で検索を!)

シャーク関口さんのギターソロ教室だと思ってたら、「シャーク関」の「口ギターソロ教室」(口でギターソロを歌う)だった、というコントです。

この中でロバートの秋山さんが口で適当にギターソロを歌うシーンが出てきますが、これがまさに「鼻歌でギターソロ」となります。適当に口ずさんでいるだけに見えますが、全体的に曲のトーンには合ったフレーズになっています。ロバートの秋山さんは当然ギターも弾けないですし、音楽理論などもご存じないかと思いますが、鼻歌でここまでできてしまう、というお手本のような動画になっています。

私もあるギター教室の体験レッスンでギターソロの上手な弾き方について相談したところ、この「鼻歌ギターソロ」を薦められた事がありました。プロセスは下記大きく2つです。

①曲に合ったメロディを鼻歌で作る

②その鼻歌をギターで表現できるように練習する
(指板上の音階を覚えて即座に表現できるようにする)

この2つができれば鼻歌が即ギターソロになりますので、ギターソロはかなり進化します。ガチガチに理論で固めて楽譜通り弾くのではなく、アドリブとしてのソロができるようになります。

もちろん②はギターの指板上の音を把握しなければならないので容易ではないですが、練習することによって身に付けることはできます。

初心者から見てギターソロのイメージは、音楽的才能がある人が感性に任せて弾くもの、というイメージがあるかもしれませんが、①「鼻歌」と②「鼻歌を表現」と分解するとかなり道が見えてくるのではないでしょうか。

ちなみにこのコントで出てくる「口ギターソロ」をギターで表現している動画もありました(笑)。コントを見た後に是非ご覧ください!

今回はかなり軽いネタとなりましたが、ギター初心者の方で、ギターソロを志す方のご参考になれば幸いです!ギターソロの記事は下記にも整理していますので、併せてご覧ください!