- オンラインの音楽レッスンで実際どんな雰囲気なの?
- オンラインだと音がズレたり途切れたりしないの?
- 必要な機材は何? 気を付けるべきポイントがあれば教えて!
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ギター教室に限らず、音楽教室のオンラインレッスンを検討されている方は増えているかと思いますが、オンラインでしっかりレッスンが成立するかどうか不安に思っている方はいらっしゃるかと思います。
私も最初はネガティブイメージを持っていましたが、最近オンラインでのギターレッスンを始め、新しいやり方として、かなり手応えを感じております。その経験の中でオンラインレッスンをより効果的に進めるために必要なもの、有効なやり方が見えてきましたので、そのノウハウを解説します。
オンラインレッスンは比較的安価な教室も多く、上手に使用すれば効率的な上達につなげる事ができます。反面、あまり考え無しに受け身の姿勢で臨んでしまうと効果が得られないケースがあり、注意が必要です。
是非ご参考にしていただき、上手にオンラインレッスンをご活用ください!
オンラインギターレッスンの特徴
音楽教室のオンラインレッスンの形式
オンラインレッスンとは、ZoomまたはSkypeといったアプリを活用し、リモートでレッスンを行う形態の事を指します。実施にあたっては、PCまたはスマホに対し、ZoomまたはSkypeのアプリダウンロードが必要となります。
レッスンは教室側がミーティング設定を実施し、ミーティングのURL・ID・パスワードなどが事前にメールで送付される形式となります。時間になったらアクセスしてレッスンが開始、という流れになります。
最近は流れ的にskypeよりZoomの方が有力なツールとして定着しているようです。
音楽教室のオンラインレッスンの特徴(メリット・デメリット)
メリット
①移動時間・交通費が不要
こちら当然ながら、かなり重要なポイントになります。郊外から都心の教室に通うと往復で2時間近く取られるケースもあります。オンラインの場合は時間を有効に活用でき、さらに交通費もかかりませんのでお得です。
②レッスン料金が比較的安価
オンラインでのコスト削減により、安価なレッスン料金を設定している教室が存在します。1レッスン3000円台の教室もあり、実際に通うと10,000円近くかかる教室もある中、非常に始めやすい面があります。
私も現在55分×月2回で7600円のオンラインギター教室に通っておりますが、かなりコスパは高いです。
③教材や動画の共有などがしやすい
特にPCを活用している場合は、講師が提供してくれる楽譜などの情報や、YouTube音源などをZoomのチャット画面等で随時共有できるので、教室のレッスンに比べ、上達に向けた情報が得やすい傾向があります。講師の方もITスキルには最低限通じているため、情報共有がしやすい面があります。
デメリット・注意点
①音量等、近所迷惑には注意が必要
当然ながら、自宅でのレッスンとなるため、特にバイオリン・エレキギターの大音量や、弾き語りなどについては注意が必要です。楽器系は大きな音量を出しながら練習した方が上達すると言われていますが、オンラインレッスンではこの点がデメリットとなります。
②初心者はある程度の基礎知識が必要
実際の教室とは異なり、手取り足取りの指導は難しいので、ギターであれば「〇弦の〇フレット」のような基礎的な用語は最低限押さえておく必要があります。
③発表・コミュニケーションの機会がない
音楽教室に通う大きなメリットの一つとして、発表会などのアウトプットの機会がありますが、現状のオンラインスクールではこの点は得られません。(「オンライン発表会」といった取り組みは将来的に実施されるかもしれませんが)
音楽教室のオンラインレッスンの制約
①講師と生徒で同時に弾くセッション的な練習はできない
ネットワークを介した遠隔のコミュニケーションになるため、どうしても音にタイムラグが出てしまいます。そのため、講師と生徒が同時に弾くセッションのような練習は現在の技術ではまだ困難です。
ピアノ教室であればあまりセッションなどはありませんが、ギターの場合はこの点が少し残念なポイントになります。
②同じ端末でZoom通話とYouTube再生を同時に行う事はできない
レッスン中はYoutubeなどの音源を流しながら演奏したい場合もありますが、同じ端末からは音が同時に伝わりませんので注意が必要です。PCでZoom接続しながら、iphoneでYoutube音源を流すなどの対応であれば問題なく実現できますので、PCとスマホを両方準備すると良いでしょう。
効率的なオンラインレッスンの方法
オンラインレッスンは事前準備が非常に重要です。対面ではない分、コミュニケーションの効率は落ちますので、効果的にオンラインレッスンを進めるためのポイントを下記に整理しました。
事前にやりたい事を決めて、情報を共有しておく
昔の音楽教室に比べ、最近は生徒のやりたい事にあわせて講師がサポートするスタイルが主流となっていますので、生徒側もやりたい事を明確化する必要があります。
特に「このジャンルがやりたい」「この曲が弾きたい」という明確なゴールを伝えましょう。仮に今の技術では難しい希望だったとしても、講師側から要望を元にアドバイスを得る事ができるでしょう。
さらに音源についても極力事前共有が効果的です。可能であればYouTubeのアクセス先等をメールで事前共有しておきましょう。
また、弾きたい曲の楽譜をネット等で入手して講師側に共有しておくとさらに効果的です。講師とは言え、一度曲を聞いただけで何でも分かる訳ではありません。コードの聞き取り等にレッスン時間を費やすと非効率です。
参考:ギターのコードについてはU-Fretで検索が便利です:U-Fret
参考:ピアノ楽譜については、ヤマハ「ぷりんと楽譜」で購入が可能です
質問点・確認ポイントを整理しておく
レッスン中に自宅でもできるような基礎練習などを実施するのは時間の使い方として非常にコストパフォーマンスが悪いです。レッスン中は講師に確認したい事を中心に教わる時間、として活用しましょう。
また、必ずメモを取れるように、筆記用具の準備も必ずしておきましょう。レッスン中に出来ていた事でも、メモしていないと後で再現できないことが多いです。
機器の配置・接続は事前に準備しておく
事前の接続テストは確実に行う
少なくとも10分程度前にはZoomにアクセスしておきましょう。ギリギリに接続したら繋がらない、という事もたまにあり、あっという間に5分10分経ってしまいますので、事前アクセスは必須です。
手元が映るようなカメラ配置を定める
講師から見ても手元を見ながらの指導が出来ると、飛躍的に効率が上がります。PCの場合は、意外と手元を移すのが難しい場合がありますので、上手な配置を検討しておきましょう。
スマホ音源を聞かせたい場合は別端末(PC・タブレット)からZoom接続
前述しましたが、スマホでZoom接続した上で、同じスマホでYouTubeの音源を流す、またはスマホに内蔵されている音源を流す事はできません。
スマホを活用して音源を流す場合は、PCまたはタブレット等、別端末でのZoom接続を実施しましょう。
オンラインレッスンに必要なもの
PC・スマホ・タブレット
ZoomまたはSkypeのインストールが必要です。
使用しやすい端末を選択しましょう。前述の通り、スマホに内蔵の音源等を活用したい場合は、スマホ以外の端末でZoomに接続する必要があります。
ホルダー
手元を映すためにスマホやタブレット等、端末の角度を丁度よく調整する必要がありますので、準備しておくと良いでしょう。特にPCだけだと、ギターの場合は特に手元まで映りにくいケースがありますので、あると便利です。
WEBカメラ
PCにカメラが無い場合がありますので、その際は外付けのカメラを設置することが必要です。マイク内蔵型のタイプも販売していますので、必要に応じて揃えておきましょう。
実際のオンラインレッスンの様子
椿音楽教室のオンラインレッスンについて、YouTubeで解説動画がありましたので紹介します。椿音楽教室はオンラインへの注力度が高く、おすすめの音楽教室です。
- まずはアプリのダウンロードをしてみましょう
- 楽器・楽譜・筆記用具の準備をしましょう
- 通信デバイスを用意しましょう(手元が映るようにセッティング)
- 開始5分前にURLをクリック
- 繋がったら挨拶をしてレッスンスタート
特に手元を移すためPCホルダー等を活用してセッティングしている点が参考になりますので、是非動画をご覧ください。(意外と手元を移すためのセッティングが難しいです)
実際のピアノレッスンの様子はこのようなイメージです。椿音楽教室以外でも、大半がZoomレッスンですので、おおよそ同じような進行形式と推定します。
いかがでしたでしょうか。下記記事では、オンラインスクールのおすすめ教室を整理していますので、併せてご覧ください。(ギター教室を対象としておりますが、他の楽器でも概ね価格は変わらない場合が多いです)