基礎知識・練習法

ギターを挫折する4つの理由と挫折しないための練習方法を徹底解説!

  • これからギターを始めたいんだけど、かなりの人が挫折するらしいし、大丈夫かな・・・・
  • ギターを始めたけど、良く分からないし、早くも挫折しそう・・・
  • 「まずはギターを楽しむことです!」って言われても、具体的に何をしたら良いの??
  • ギターを挫折しないための具体的な方法を教えて!

ギターを始めて1年以内に挫折する人の割合は約90%とのデータがあるそうです。(Fender社)

身の回りでもちょっと始めてみたけど挫折、という方は結構いるのではないでしょうか。

この記事では、ギターを挫折してしまう要因と挫折しないための具体的な練習方法について解説しています。「ギターを挫折しないためには、まずギターを楽しむことです!」みたいな漠然とした話は一切ありません!
(弾けないから楽しくないんですよね・・・)

アラフォーでギターを始め、約10年の継続経験がある筆者が、経験から得た具体策を徹底的に紹介します。
いわゆる「音楽エリート」の意見ではありませんが、初心者の立場に立った具体的な整理と対応策を記載していますので、是非最後までご覧ください!

ギターを挫折する4つの理由

ギター挫折

①基礎練に飽きてしまった

教則本などを真に受けて真面目に練習する人によくあるケースです。

基礎練習や指使いなどにこだわるあまり、いつまでたっても曲が弾けるイメージが湧かずにギターを挫折してしまう事があります。真面目な方にこそ多いケースですので非常に残念です。

また、ギター教室に通っていても、いわゆるプロ志向のストイック系の講師に当たってしまうと、曲を弾く前に延々基礎トレーニングが続くことがあります。講師は今まで修行僧のような練習に耐えてきた方々ですから、それをそのまま他人にそれを当てはめようとする傾向があります。

指使いなどに厳格で、「変な癖がつく」の脅し文句で自由な事が許されないケースもあり、プロ意識を持って教えたが故にギターがつまらなくなって辞めてしまう、という不幸なことになる可能性があります。

②難しい曲にいきなりチャレンジして手も足も出なかった

憧れの曲の譜面を入手したものの、手も足も出なかった、というパターンです。楽譜も読めずコードも難しいものばかり、残されたもはギターと譜面だけ・・・というパターンです。

好きな曲にチャレンジするのはとても良い事ですが、曲によっては初心者に厳しいものもあるため、将来の目標の前に、ある程度のステップ論を踏むことが必要です。

また、難しい曲でも簡単にアレンジすることが出来る場合もあるのですが、独学でそのようなアレンジをすることはほぼ不可能です。

③小さく満足して辞めてしまった

意外と多いのがこのパターンです。簡単な曲を調べて少し練習してスピッツの「チェリー」のような1~2曲がなんとなく弾けるようになったものの、その段階で満足してしまった、飽きてしまった、というケースです。

これは次の目標が見つからなかったことが主な要因です。

初心者でも弾ける有名な曲を覚える、ちょっとしたカッコいいテクニックを覚える、上手い人の演奏を聴く、などの刺激を得る事で格段に上達する可能性があったものの、自分の中で閉じてしまったとても残念なケースです。

④そもそも何から始めれば良いのか分からなかった

教則本を買ってネット検索で色々調べたものの、結局優良な情報に辿り着けず、何から始めれば分からなかった、というケースも良くあります。

ネット上に情報は氾濫していますが、当サイトのように「完全初心者向け」のサイトは意外と少ないのが現状です(中上級者以上のテクニックなどはかなり充実したサイトがありますが)。

教則本も色々な本が出ていますが、やはり一定レベル音楽理論的な部分に踏み込まざるを得ないため、中々独学で読み解くのは難しいものです。

ギターを挫折しないための3つの具体策

それでは具体的にどのような具体策を取ればよいのでしょうか。下記3つの具体策が効果的です。

  1. 「F」のような難しいコードの代替コードを覚える
  2. とりあえず弾ける簡単な曲を覚えて、とにかく弾いてみる
  3. ギター教室を活用し、習慣化する

「F」のような難しいコードの代替コードを覚える

Fの代わりのコード

直接的なテクニック論ですが、これは非常に重要です。

FやBmのようなコードは最初本当に嫌なものです。これを回避する方法を覚えるだけで、ギターへの親しみやすさが格段に上がり、ギター挫折のリスクが低くなります。最初はFやBmの代替コードを覚えて対応すれば、ギターが格段に親しみやすくなります。

Fは上記FM7でほぼ代替できますし、BmやBm7は、曲によってはDで代替することができます。(Bm・Bm7とDは構成音が似ています)
全ての曲では無理ですが、Dで代替できる曲は代替してとにかく弾いてみる事が何より大切です。

下記記事では、FやBmなどの難しいコードを代替するコードを整理していますので、是非ご参考にしてください。

とりあえず弾ける簡単な曲を覚えて、とにかく弾いてみる

基礎練もいいですが、最初は「あ、弾けるかも?」という感覚を早期に掴む事が一番大切です。あまり指使いや形にこだわり過ぎず、少々音が出なくともよいので、とにかく簡単で有名な曲の一部でもいいから弾いてみる事が大切です。

また、難しすぎる曲に最初からチャレンジするとギター挫折の原因になりますので、まずは簡単かつ出来るだけ有名な曲で感覚を掴んでいきましょう。

下記サイトでは「F」のようなバレーコードなしで、たった10個のコードを覚えるだけで弾ける15曲を紹介しています。当サイトの一番人気ページとなりますので、是非ご覧ください!

ギター教室を活用し、習慣化する

ギター教室

こちらシンプルですが、実は最も効果のある方法です。

昔は基礎練から入るような教室が多かったですが、最近は弾きたい曲をベースに教えてもらえるギター教室も増えていますので、そのようなギター教室を選んで利用する事は非常に効果的です。

楽しくギター教室を活用すためには「この曲がやりたい」という目的を持ち込んで、講師に相談することが重要です。難しい曲でも、簡単なコードにアレンジしてくれたりするので、目から鱗の場合も多々あります。

また、レッスン日程を決める事で、半強制的に習慣化することができます。

費用が掛かるのがネックですが、半年でも3か月でも良いので、最初はまず通ってみる事をおすすめします。

また、昔1~2曲かじったけど辞めてしまった、という方にとってもギター教室は効果的です。自らが知らなかったちょっとしたテクニックを教わるだけで格段に上達します。また、発表会のようなアウトプットの場があるだけで、俄然やる気が出るため、ギター挫折を防ぐことができます。

下記では大手ギター教室を中心に紹介していますので、是非ご参考にしてください!

また、大手ギター教室の個別紹介記事も併せてご覧ください。