基礎知識・練習法

【3か月で一気に立上げ!】ギター初心者が最速で上達する練習ステップを紹介!

  • とにかく最速でギターが上達したい! 好きな曲が早く弾けるようになりたい!
  • でもネットには情報が溢れていて、何が何だか・・・
  • どうやったらすぐに弾けるようになるの??

ギターを始めたからには、出来るだけ早く曲が弾けるようになりたいものですが、まず何をすればよいのか、初心者の方は中々分からないのが現状です。ネットには情報が溢れていますが、あまりに情報量が多すぎて逆に何をしたら良いのか戸惑っている方も多いかと思います。

また、「毎日練習しましょう」とか「とにかくギターを楽しみましょう」的な漠然とした理論は初心者の方々にはほとんど役に立たないのが現状です。

この記事ではギターが最速で上達するための具体的なステップを整理しています。これは私の約10年以上の試行錯誤を経て整理した非常に効果的な練習ステップとなります。

この手順を踏めば約2~3か月で曲が弾けるようになり、かつ継続的にギターが楽しめるような地盤ができます。とにかく最初を乗り切れればすぐにギターが楽しくなって続けられるようになります。

是非ご参考にしてください!

1曲弾けるようになるまでの期間とは?

曲の難易度にもよりますが、比較的簡単な曲(あいみょん マリーゴールド等)の弾き語りが出来るようになるまで、週3日程度の練習(1日1時間程度)で、約3か月です。

これは別記事で紹介したロンブー淳さんの練習状況から整理した結果となります。淳さんは毎日練習している事もあり、約40日目で1曲をほぼ弾けるようになっています。

但し、独学でこれほど毎日続けられる方はそう多くはありません。毎日練習してYouTubeに動画を上げよう!と意気込んでも大半の方は挫折する可能性が高いと想定します。

それでは最速でギター上達するための具体的なステップを紹介していきます。

最速で1曲弾けるようになるまでのステップ

ここでは最速で1曲弾けるようになるまでに必要なステップを紹介します。難易度や1日どの程度練習するかにもより、一概に言えないのですが、下記ステップを踏めばおおよそ2~3か月程度あれば1曲弾けて、ギターが楽しめる領域に達することができます。

それでは早速1つずつステップを紹介していきます。

Step1 なりたいギタリストのタイプを決め、ギターを購入

「ギター」といっても種類やジャンルは様々です。どのようなギタリストになりたいのか?
まずは憧れベースで方向性を決めていきましょう。
下記はギタリストのタイプとそれに合ったギターの種類を整理しています。

ギタリストのタイプとおすすめのギター

まずは歌の有り無しで方向性は大きく変わってきますし、ロックなのかジャズなのか、エレキかアコギかでも大きく変わってきます。まずは憧れベースで方向性を決めていきましょう。

それぞれのタイプに関する詳細は下記記事で解説していますので、併せてご覧ください。

そして、ある程度方向性が決まったらそれに合ったギターを購入することが必要です。また、カポタスト・ギタースタンド・弦などの周辺機材も併せて揃えておきましょう。下記記事ではギターと必要な周辺機器について整理していますので、是非ご参考にしてください。

Step2 同時並行で基礎準備(目標/基礎知識/ギター教室探し)

最速での上達に向けて、下記準備を「同時並行」で進めていくのがポイントです。

※このステップの目安は約1か月間です。

①弾きたい曲を探し、目標を定める

出来るだけ簡単な曲が望ましいですが、少々難しい曲でも「これが弾きたい!」という曲を探し、目標を定めましょう。一曲丸々弾くことにこだわる必要もなく、有名な曲のイントロのギターソロが弾きたい!という目標でも全く問題ありません。

理想的なのは下の図の「優先度A:簡単で好きな曲」を見つける事です。簡単でもあまり関心が無い課題曲みたいな曲ばかりでは、モチベーションが上がりません。できるだけ簡単で好きな曲を探しましょう。

下記記事では、簡単で有名な曲を多く集めていますので、是非ご参考にしてください。

①必要最低限のコード・TAB譜等の基礎知識を付ける

弾き語り志望の方はコードの押さえ方を覚える事が第一ステップとなります。コードはたくさんあるので、頻出するのものから順番に覚える事が必要です。ちなみに上記は様々な曲を分析した結果、頻度が高い10コードを整理したものになります。

「F」のような難しいコード以外で、この10コードを覚えると、下記に整理している簡単な曲が既に弾けるようになります。

また、「F」のような難しいコードで挫折しないために、簡単に押さえられる「F」や「Bm」の代わりのコードを覚えておくことが非常に重要です。

また、ギターソロから入りたい方は、最低限TAB譜の読み方を覚えておくことが必要です。

下記記事では、基本的なコードの押さえ方・覚える順番・TAB譜の読み方について解説していますので、併せてご覧ください。

③ギター教室を探す

ここまでの作業と並行して、ギター教室を探していきましょう。ある意味当たり前の方法かもしれませんが、技術のある人に教えてもらう事が最初は本当に重要になります。また、継続性の観点からもギター教室に通う事は効果的となります。

費用が掛かるのがネックですが、その場合はたとえば半年、など最初から期間を区切っても良いと思います。とにかく序盤を乗り切れればギターが楽しくなって継続できるようになります。

①弾きたい曲を探し、目標を定める ②必要最低限のコード、TAB譜の読み方を覚える、と並行してギター教室探しを始めていきましょう。

ギター教室にも色々なタイプや価格帯がありますので、自分にあったギター教室を探し、早速申込を進めましょう。特に「好きな曲ができるか」は体験レッスンなどで必ず確認するようにしましょう。

また、最近ではオンラインギタースクールについても定着してきています。私もオンラインギタースクールに入会していますが、使い方によっては非常に有効だという感触を得ています。下記記事をご参考にオンラインギタースクールについても検討されることをお薦めします。

Step 3 ギター教室に通いながら本格練習

ここまでの整理で下記が明確になっているはずです。

  1. やりたいジャンルが定まっており、それに合わせたギターを持っている
  2. 目標として弾きたい曲の候補が定まっている
  3. 基礎的なスキル・知識が(ある程度)身に付いている

この状態でギター教室に通い、経験者に教えてもらう事で決定的に成長が加速します。

ギター教室の講師にとって最もやりにくいのは、「何をやりたいか分からない受け身の人」です。「何となく弾けたらいいな」ではなく「この曲が弾きたい!」という想いがある生徒は、上達が早いです。

また、何となく受け身で教えてもらう、というスタンスでは上達は限定的です。「教えてもらう」のではなく、目的のために「ギター教室を使い倒す」くらいのスタンスが上達のためには必要です。

また、ギター教室でTAB譜の読み方や、コード譜の見方、「C」の押さえ方、などを一から教わるのは効率が悪いです。一定レベルの基礎知識を身に着けてから臨む事で、コストパフォーマンスも上がります。

また、あまり楽譜が出回っていないマニアックな曲などであっても、ギター教室に持ち込むと講師の方から弾き方のアドバイスをもらえることもあり、モチベーションが上がります。

※このステップの目安は約1~2か月です。

Step 4 発表する機会を作る

発表する手段は色々ありますが、初心者にとって最も良いのはギター教室の発表会に出る事です。ギター教室を探す際は発表会の有無、を必ず確認するようにしましょう。

また、発表会という目標があることで、1曲仕上げる動機が出来上がります。上達のために実はこれが非常に大切です。独学でなんとなく、ではここまで仕上げる事はなかなか難しいです。

また、YouTubeに動画をアップする、という目標も最近では立派な発表手段です。仮に再生回数が伸びなかったとしても、「動画を上げる」という目標を持つことで、曲を仕上げる・継続する動機につながります。

Step 5 独学モードへ・・・

ここまで来たら一定レベルギターを楽しむことが出来ているはずです。このままギター教室を続けても良いですし、一度退会して知人とバンドを組むなど、独自の楽しみ方ができるようになります。

また、YouTube等に溢れているギター関係のコンテンツも以前に比べて理解しやすくなっているはずです。色々な情報を吸収して上達を目指しましょう!

いかがでしたでしょうか。下記ステップのまとめとなります。是非ご参考にしていただき、ギターを楽しんでいただけるようになると幸いです。

  • Step1 なりたいギタリストのタイプを決め、ギターを購入
  • Step2 同時並行で基礎準備
    • 弾きたい曲を探し、目標を定める
    • 必要最低限のコード・TAB譜などの基礎知識を付ける
    • ギター教室を探す
  • Step 3 ギター教室に通いながら本格練習
  • Step 4 発表する機会を作る